
保険料の掛け捨ては最小限に
大きく分けて3種類しかない生命保険ですが、どれも「良い点・悪い点」が混在しているため、保険選びの際には頭を悩ませてしまう人が多いようです。
掛け捨てはもったいないし一生涯の死亡保障が欲しい…という場合には終身保険が最適なのですが、保険料が高いという欠点があります。また、保険料が安いという点では定期保険が最適ですが、一定期間で保障がなくなってしまう事や掛け捨てになるのがもったいないという欠点を持っています。そして満期保険金がもらえるのが嬉しい養老保険は、その貯蓄性の高さゆえ、保険料が非常に高いという欠点に悩まされてしまうのです。
どれも一長一短であるため、こちらが立てばあちらが立たず・・・となってしまうのは、致し方ないのかもしれません。これは、保険のプロであっても、明確な答えは出せない事が多いと言うのですから、相当難しい問題だと言えます。
ただ、生命保険の根幹である「相互扶助」という事を考えれば、ある程度の掛け捨ては覚悟しなければならないのかもしれません。特に、定期保険においてはその傾向が強くあらわれています。生命保険は、保険料として支払った分のお金が確実に戻ってくるという性質のものではありません。「万が一、何かあった際にはきちんと保障してもらえる」という安心を毎月の保険料を支払う事で購入していると考えるのが合理的なのです。
だからと言って、掛け捨てでも仕方ない・我慢しろ、と言うわけではありません。一長一短である保険のそれぞれの利点を組み合わせる事によって、掛け捨ては最小限にとどめる事もできるのです。例えば、最も一般的な方法としては「見直し」という行為があげられます。生命保険に加入した当初と、10年後の家族構成や経済状況が全く同じとは限りません。また、景気や情勢がどのように変化しているかもわからないのです。よく「今より給料が上がっているはず」という期待を込めて保険契約を行ってしまう人もいるのですが、同時に物価も上昇しているかもしれないのです。
10年前に100円で購入できたものが、今も変わらず100円で購入できるでしょうか?また、子供の成長なども考慮すれば、10年後、20年後には加入時の保障内容が必要ではなくなっている可能性が高いのです。その都度、さまざまな状況を考慮して保険の見直しを行うという事は、実は掛け捨てに代表されるような無駄を極力減らすために最も重要な行為だと言えるのです。
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