
保険金不払いへの対応策
生命保険に加入すれば、もう何が起こっても大丈夫、いざという時には保険金がおりてくる・・・と安心している人が多いかもしれません。しかし、現実はそんなに安心していられないようなのです。
平成17年に発覚した保険金不払い問題では、実に28社にも及ぶ生命保険会社による保険金不払いが明らかになっています。それだけではありません。同じく損害保険会社による不払いも26社に及び、保険金不払い問題は拡大していきました。これらは、保険に関する知識がほとんどない加入者に対する冒涜であり、許されるべきものではなく、100%、保険会社側の責任であると言えます。
また、加入者側に「保険金不払いを防ぐ方法」があるかと言えば、それもなかなかないというのが現実です。せめてできる事と言ったら、保険に関する知識を高める事と、加入時に保険金支払いについての詳しい説明を求める事、そして本当に信頼のおける保険のプロに担当になってもらう事です。
保険金不払いでよくあるのが、保険金の請求をしたものの「支払えない」と言われるケースや、保険金を受け取れる可能性があるものについて保険会社側が案内を行わないなどとなっています。また、実際に不払いが起こっていたものでは、手術給付金・障害給付金・通院給付金といったものが最も多く、明らかに保険金を受け取れるとわかる死亡保険金についての不払いは、それほど多くありませんでした。
つまり、保険の知識がほとんどなくても「保険金が受け取れる」とわかる死亡保険金については、不払いといった行為はあまり行われないものの、保険についての詳しい知識がなければわからないような部分については、故意に案内を行わず、保険金を不払いで済ませているといった実態が浮き彫りになっているのです。
実はこういった行為は保険会社には良くある事なのです。例えば損害保険などでは、任意保険と自賠責保険の一括請求という形をとらせる事で自賠責保険を隠れ蓑にし、任意保険側からの保険金支払いを行わないで済ませるなどの行為が行われているのです。これを防ぐためには、被害者側が自賠責保険会社に対し被害者請求を行わなくてはならないのですが、多くの場合、任意保険会社によってこれが阻止されています。
このように、生命保険だけでなく損害保険においても、不払いを行うために保険会社が必死になっているという実態があるのです。ですから、保険加入時には、詳細についてよく説明してもらう事が非常に重要なのです。
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