保険の落とし穴

ここでは、国内での加入率が多いといわれている「定期付終身保険」について、
あまり知られていない落とし穴や、勘違いされている事例についてご紹介していきます。

「定期付終身保険」の構成

基本となる主契約に終身保険、そして定期保険や入院保険など複数の特約が付加されています。1つの契約で色々な保障がついているという点では便利な保険といえます。しかし、複雑すぎて契約内容をよく理解されていないケースも多いようです。

定期付終身保険は、主契約部分の終身保険(貯蓄型)に、定期保険(掛捨て型)を特約として、入院保険やがん保険など、多数の特約をセットにした形になっています。このように仕組みが複雑なため、各保障の中身や期間など重要な内容が把握されないままに契約する方が多く、 後々こんなはずではなかったとトラブルも発生しているようです。

次に死亡保障3,000万円の定期付終身保険を一例に3つの勘違いをご紹介します。

よくある勘違い ベスト3

1、3,000万円の死亡保障が一生続くわけではない

更新型(10年)の場合、終身保険と定期保険がセットになっているので、終身保険は一生涯の保障ですが、保障の大部分を占める定期保険は、10年間で保障が終わりますが更新ができます。

2、毎月の保険料は一定ではない

10年ごとの更新の度に同じ保障内容であれば保険料は上がります。
30年間で3回同じ保障内容で更新した場合には、保険料がなんと5倍以上になることも!

「更新で保険料が大幅に上がるなんて・・・」更新時に保険料が払えなくなってしまう・・・そんな契約者が多いのも実情です。

定期付終身保険は、万が一のリスクが少ない30代までは、保険料もリーズナブルですが、更新時の年齢で保険料が適用されるために保険料が上がります。そのため、同じ内容で更新ができなくなるケースも・・・。
ほとんどの方は、保険料はそのまま据え置きで、死亡保障の減額や貯まった貯蓄部分を更新時の保険料に充てたりと、加入時の目的とは変わってしまうようです。

3、貯蓄型の保険ではない

定期付終身保険は、終身保険という名前がついているので、貯蓄型の保険のように見えますが、貯蓄性が高い保険とは言い難いものです。
また、更新の時に保険料が上がることで保障を維持できない場合、今までの保険料を維持するために死亡保障を低くしたり、貯蓄部分を保険料に充てたりした場合、最終的にはほぼ全額が掛け捨てになってしまいます。これでは貯蓄型保険とはいえなくなりますね。

みなさんは、保険に加入する際、どのようなかたちで契約をされますか?ほとんどの方は、保険会社の営業担当から勧められるままに契約、というケースが多いのではないでしょうか?

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