がん保険は、加入から一定期間が経過していなければ、保険金を受け取る事はできません。
というのは、過去に、自分自身で乳がんのチェックを行い、しこりを発見し「がんかもしれない」とがん保険に慌てて加入する女性が急増したという経緯があるためです。
乳がんは、がんの中でも唯一「自分で発見できるがん」とされているため、こうした事が可能となってしまったのです。
がん保険では、医師による診断がなされた場合には新規に加入する事はできなくなります。
ですが、乳がんは自分でチェックし発見する事ができるため、「がんになったからがん保険に入る」ができてしまったのです。
このような事が起これば、保険会社は不要な給付金を支払い続けていく事になってしまいます。
そのため、「加入後90日間の間にがんと診断されても保険金を支払わない」という規定を設けたのです。
これは、一般の生命保険における特別条件と似たものと言え、一定期間の経過によって通常通り給付金支払いの対象になる事ができます。