60歳以降の高齢者の多くが、終身払いを選択していると言います。
これは、支払い期間を短く設定する事で、毎月の保険料負担が大きくなってしまうからなのです。
60歳以降の保険料支払いは、例えば100歳まで生きるとわかっているなら40年間に振り分けて行う事ができますが、いつまで生きるかわからないというのが現実なのです。
仮に100歳まで生きるつもりで、その後40年間分の保険料を70歳までの10年間で支払う事にしてしまった場合、毎月の保険料は驚くほど高いものとなってしまいます。
それなのに5年後に死亡してしまったとしたら、あと40年間生きる予定で計算して出した保険料を支払っていたのに損をしたという事になってしまうわけです。
このような「損」を防ぎたいという気持ちも手伝って、60歳以降の保険料支払いを終身払いにする人が多いのです。
つまり、いつ死亡するかもわからないのだから、先の事よりも「今」を充実させて生きていきたいという事のようです。