生命保険には、定期保険・終身保険・養老保険の3種類がありますが、それぞれに一長一短の特徴をもっていました。
定期保険は、安い保険料で大きな保障を確保する事ができますが、保険期間には期限があり、そして掛け捨てとなってしまいます。終身保険は、一生涯の保障を得る事ができ、解約返戻金も期待できますが、保険料が高くなってしまいます。そして養老保険は、保障を確保しながら貯蓄もできるのですが、保障には満期があり、保険料が非常に高くなってしまうのです。
このように、それぞれに良いところもあれば悪いところもあり、貯蓄はしたいが保険料は安いほうがいい・・・など、迷ってしまう事が多いものです。そこで、それぞれの良いところを手に入れながら、無駄のない保険を契約すると言った事を考えるなら、「いいとこ取り」で保険を考えていく必要があると言えるのです。
具体的には、大きな保障を得るための定期保険については、掛け捨てになってしまうのでとにかく保険料の安いものを洗い出します。そして、貯蓄目的の養老保険については、とにかく利回りの良いものを、死後の整理資金に適した終身保険は、必要最小限の保障額で保険料を抑えます。こうする事で、掛け捨てという非常にもったいない部分を少なく抑える事が可能となるのです。
生命保険は相互扶助で成り立っているものですから、掛け捨て部分が全くないという事は難しく、ある程度の掛け捨ては仕方のないものなのです。しかし、やはり掛け捨て部分が大きいという事は「もったいない」という気持ちにもなりますし、せっかく支払った保険料がただ消えていったというような思いにさせられるものです。ですから、必要な保障を得ながら保険料は安く抑えていく、というのが最も理想的な保険の形であり、同時に誰もが願っている形でもあるのです。こうした形の保険にするために、それぞれの保険の特徴を生かし、いいとこ取りで保険契約を行っていくと良いでしょう。